誕生石名一覧

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誕生月 宝石名
(日本名)
英語表記
結晶構造(起源)
硬度(モースの硬度計) 比重
主な産地
備考
一月 ガーネット
(ざくろ石)

garnet
等軸晶系(鉱物)
パイロープ:7.25
アルマンディン:7.5
スペサルティン:7
ヘソナイト:7.25
デマントイド:6.5
3.80
4.00
3.60
3.65
3.85
赤、ピンク、緑(デマントイド)、黄から茶(ヘソナイト)
主な産地:アフリカ、ブラジル、オーストラリアなど
同じ結晶構造で似た化学組成の物をガーネット族と言う。 中世では憂鬱な気分や悪夢を追い払い、肝臓や出血性の病気の治療にも使われていた。
二月 アメシスト
(紫水晶)

amethyst
三方晶系(鉱物)
2.65
紫色
主な産地:ブラジル、インド、ロシアなど
概ね紫色の水晶(石英)で、 熱処理すると黄色いシトリンになる。酒の誘惑に負けない力があると思われていた。 漢方では胃痛や悪夢を癒すとされている。
三月 アクアマリン
(藍玉)
aquamarine
六方晶系(鉱物)
7.5 2.69
青色
主な産地:ブラジル
中世では、夫婦円満、兵士には無敵になるとされていた。
四月 ダイヤモンド
(金剛石)
diamond
等軸晶系(鉱物)
10 3.52
無色
主な産地:南アフリカ
名前はギリシャ語のadamas(無敵)に由来する。 ヒンズー教では傷のあるダイヤは災難を招くとされ、 ギリシャでは毒を消す力があるとされていた。
五月 エメラルド
(翠玉)

emerald
六方晶系(鉱物)
7.5 2.71
緑色
主な産地:南米、インド、アフリカ、オーストラリア
緑色なのはクロムとパナジウムを含むからで、 無傷なものはとても珍しい。 ヒーリング効果や視力を回復させる効果があるとされていた。 貴族の間では友情の象徴として互いに交換されていた。 (友情がある限り、エメラルドも輝き続けると思われていた。)
六月 真珠
pearl
微晶質(生物起源)
2.71
白色
主な産地:日本など
主にアコヤガイの中で、 刺激物(砂粒など)を炭酸カルシウムの層が覆われていくことで作られる。 アラビアでは「神々の涙」とされていた。
七月 ルビー
(紅玉)

ruby
三方晶系(鉱物)
4.00
赤色からピンク、紫、茶色
主な産地:ミャンマー
サファイアと同じくコランダムcorundum(鉱石名)の一種。 肌にこすりつけると若さと活力が戻ると思われていた。
八月 ペリドット
(かんらん石)

peridot
斜方晶系(鉱物)
6.5 3.34
緑色
主な産地:中国、エジプト、アメリカ
緑色は鉄分を含むから。 古代エジプトでは、ペリドットは夜だけ輝き昼間は見えないとされていた。 中世では夜の闇や恐怖を消し去るとされていた。
九月 サファイア
(青玉)

sapphire
三方晶系(鉱物)
4.00
青色、黄色、ピンク、緑色。
主な産地:スリランカ、アメリカ、オーストラリア
ルビーと同じくコランダムcorundum(鉱石名)の一種。 中世から深い青色のサファイアは聖なるものとして教皇、枢機卿、司教が身に付けるようになった。 純潔の象徴ともされている。
十月 オパール
(蛋白石)

opal
非晶質(鉱物)
2.10
イリデッセンス(虹色)
主な産地:オーストラリア
シリカゲルsilica gelが固まって出来たものなので、結晶ではない。 名前はサンスクリット語のupalaに由来する。 14世紀ヨーロッパでは黒死病(ペスト)の原因とされた。 アジアでは希望のシンボルとされている。
十一月 トパーズ
(黄玉)

topaz
斜方晶系(鉱物)
3.54
赤色、ピンク、黄色など
主な産地:ブラジル、スリランカ、ロシア、オーストラリア
名前はサンスクリット語のtapas(「火」)に由来する。 黄色のトパーズに放射線を当てるとピンクになる。 狂気を静めるとされている。
十二月 ターコイズ
(トルコ石)

turquoise
微晶質(鉱物)
2.80
青色
主な産地:中国、アメリカ
中世ヨーロッパではお守りとして使われていた。 安全や幸福をもたらすと考えられていた。
※モースの硬度計=他の鉱物との比較で硬度を決める方法。1~10のうち、ダイヤモンドが10となる。
※比重=同じ体積の水の重量と比較した数値。2.5なら同体積の水の2.5倍重いということ。
※シリカゲル=珪酸(けいさん)が脱水してゲル化した物。
※サンスクリット語=紀元前4世紀頃に完成したインド=ヨーロピアン語族の古代語。梵語(ぼんご)。 ※イリデッセンス=結晶の内部構造により現れる虹色。
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