東方の天部(天使)一覧

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十二天

方角 天部名 説明(簡略)
北方

毘沙門天
びしゃもんてん

四天王の1人、多聞天と同一。日本では七福神の1人とされる。
東北

伊舎那天
いしゃなてん

額に第三の目を持ち、骸骨の首飾りをしていた。日本では七福神の1人大黒天となった。
東方

帝釈天
たいしゃくてん

梵天と対の姿で描かれるか、白い像に乗り独鈷杵または、三鈷杵を持つ武者。
東南

火天
かてん

煩悩を焼き尽くすため、背中に火炎を背負っている。曼荼羅では長いひげを生やし、青い羊にまたがっている。
東方

焔魔天
えんまてん

地獄の支配者、閻魔王。中国宋の時代の衣装を着て、人頭杖を持っている。
西南

羅刹天
らせつてん

古来から人々に災厄をなす鬼神、人肉を食う魔物とされた。
西方

水天
すいてん

魚の背に乗り、竜の形をした縄を手にした姿。配下には弁財天も含まれる。
西北

風天
ふうてん

雲中の鹿に乗り、長命、子孫繁栄をもたらし、日本ではその風で煩悩を吹き払う。

上方

梵天
ぼんてん

天部の筆頭。四面四臂。
下方

地天
ちてん

梵天と対の存在で、別名を堅牢地神、持地菩薩とされ、仏陀の悟りを証明した。

太陽

日天
にってん

太陽を象徴し、八頭(七頭)立ての戦闘馬車に乗り、日輪を手にしている。

月天
がってん

月を象徴し、七羽のガチョウに引かれた車に乗り、月輪を手にしている。

八部衆

阿修羅王
あしゅらおう

修羅道の主で、世界の中心の須弥山の四方の海中には四人の阿修羅がいるとされる。
2

摩候羅迦王
まごらかおう

蛇の化身で楽器を手にしているが、中華圏では龍のイメージとして確立した。
3

迦楼羅王
かるらおう

人間に鳥の頭部と翼を持つ姿で描かれる。毒蛇の毒や、風雨から人々を加護する存在。
4

薬叉
やくしゃ

人間、鬼神、半獣半人と定まった姿はなく、安産や病気の治療をもたらす。
5

乾闥婆王
けんだつばおう

穏健な存在で、酒も肉も口にしない。獅子の頭の形をした兜をかぶっている。
6

竜王(沙羯羅王)
りゅうおう(しゃがらおう)

名前の通り、竜の姿をしている。摩候羅迦王と混同されることもあり、武人の姿で描かれる。
7

緊那羅王
きんならおう

帝釈天の楽士で、美声を誇り、半獣半人の姿で描かれる。
8

天(五部浄)
てん(ごぶじょう)

天とは八部衆の筆頭だが、明確な姿はなく、善良な天部の総称。 日本では、像の頭の冠を被った五部浄が天とされている。

四天王

多聞天
たもんてん

毘沙門天と同一視され、羅刹、夜叉を配下にしている。

持国天
じこくてん

国家護持のご利益を授け、四天王の筆頭。日本では武人の姿で描かれる。

増長天
ぞうちょうてん

外見は武人で、作物を増やし伸ばす。薬叉の鳩槃荼(くばんだ)を配下に持つ。
西

広目天
こうもくてん

あらゆるものを見渡す目を持ち、筆をと巻物を手にしている。ナーガ(蛇竜)を配下に持つ。
※(?)=調査、確認中。
※表記は英語のアルファベットで可能な物。
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